- 2010-01-20 (水) 23:36
- 本
あれは、なんと言うタイトルの本なのか忘れてしまったのだけれど、ビジネス書ばかり読んでいると、表現力が弱くなる。だから、文学も読みなさいということが書かれていました。
それ依頼、ビジネス書や技術書ばかりでなく、文学も意識して読むようにしています。意識して読むというと聞こえは良いのだけれど、要するに、本が好きで文学も読みたかったのだけれど、ビジネス書優先にしていました。そのビジネス書で、文学も読んだ方がいいと書かれていたので、喜んで文学も読むようになったということです。
父の詫び状は、そうして読んだ中の一冊。テレビドラマ脚本家であり、直木賞作家であった向田邦子さんのエッセイ集。30代以上の人には、「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」の脚本家というと、ピンとくる人が多いのではないでしょうか。
テレビドラマ脚本家の経験からか、エッセイの中で描かれている場面はクルクルと変わっていきます。突然変わった場面に唖然とし、取り残されると思いきや、ほんの1行にも満たない文章で、変化した場面の景色や匂いまで感じられます。
1つのエッセイを通して著者が言いたかったことが、クルクル展開してきた場面の1つ1つに引き立てられるようにして、すっと浮き上がってくる様が、非常に心地良いです。
何度も、読み返したいエッセイ集です。
父の詫び状(著:向田邦子)を探す→Amazon.co.jp
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Comments:2
- hikawa55 10-02-05 (金) 13:50
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「すっと浮き上がってくる様が、非常に心地良い」
まさに向田邦子の魅力をつかれていますね。
わたしは、父の詫び状を中学の教科書で知りました。
以来20年も経ちますが、
疎開した妹が、ぼろぼろになって戻ってきて、父が号泣して抱きしめたくだりは、忘れられません。
わたしも最近は、ビジネス書ばかり読んでいましたが、文学、読んでみようと思います。
ちなみに「あ、うん」はおすすめですよ。 - 吉澤 尚志 10-02-05 (金) 23:33
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▽hikawa55さんへ
文学を読むことで、語彙が少しずつ増えているような気がします。あと、言い回しや、文章の組み立ても、少しずつレパートリーが増えている気がします。
「あ、うん」ですね。向田邦子さんの本を、また読みたいと思っていたので、書店に寄ったときに探してみます!
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