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映画『ココ・アヴァン・シャネル』の感想

ココ・アヴァン・シャネル DVDの写真

シャネルを創った、ココ・シャネルの伝記映画。ココ・アヴァン・シャネルを観ました。この映画の中では、ココ・シャネルがデザイナーを本格的に始めるまでの半生を描いています。

シャネルというと、高級なブランドというイメージしかなかったのですが、ある朝、めざましテレビの中で、「ココ・シャネルは、当時奇抜だったジャージ素材や、ボーダー柄のシャツ、セーラー服を女性のファッションに取り入れた」ということを知り、俄然興味がわきました。

ココ・シャネルの時代に限らず、奇抜なものを、奇抜なまま終わらせてしまう人たちが多く居る中、定番になる奇抜なものを見つけ出す能力が、どのように形成されていったのか知りたい気持ちに駆られました。

映画の中で描かれていたココ・シャネルの半生は、貧困の中、富豪の愛人になり、自分の欲しいものを掴んで行ったしたたかな女性でした。太宰治の人間失格の主人公、葉蔵の生き方に似ているかもしれません(破滅に向かわないのは、女性の強さによるもの)。

本から多くのことを学び、ニーチェも読んでいた様子。当時の女性達のデコレーションだらけの不自由なファッションを、機能的なファッションに変えて行ったようです。

女性らしさや男性らしさのような、思想に基づく倫理感から造り上げられた既成概念をいったんぶち壊し、それでも残ったものから、機能美のある新しいファッションを造り上げて行ったように見えました。そのため、ココ・シャネルの造り上げたファッションは不変性があり、当時奇抜だったものが定着し、定番になっていったような気がします。

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