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「うつ」とよりそう仕事術(著:酒井一太)の紹介

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うつとよりそう仕事術(著:酒井一太)の写真

「うつとよりそう仕事術」は、うつ病で2回の休職を経験された著者が書き下ろした、仕事術の本です。本の内容は、病院のことから始まり、基本的な生活、仕事、うつとの付き合い方、うつ病の人との接し方まで、幅広く紹介されています。

仕事術には、体力や精神力といったリソースの使い方や、仕組みを作り仕事術を組み立てる方法、バックアッププランの大切さなど、読めば読むほど、紹介したくなる記事が盛り込まれています。

今回は、その中から特に感銘を受けた、リソースの使い方について紹介しようと思います。その前に、まずは、本の目次を紹介します。その後、リソースの使い方について紹介します。

本の目次

  • はじめに
  • 生活編:復職までにしておくこと
  • 基本編:仕事に対する考え方を改める
  • 応用編:職場でできる小さな工夫
  • 改善編:うつとつき合う小さな工夫
  • うつ病患者が考える「うつ病の人との接し方」
  • おわりに

少ないリソースをどう使うか

うつ病を患っている人は、健康な人と比べて体力も精神力も、乏しいリソースしかなく、あれこれテクニックを試して楽しんでいる余裕などないのが現実です。(P.83)

著者のこの言葉を読んだとき、うつ病は特別なものではないことを、あらためて実感しました。リソースが少なくなることは、うつ病を患っていない人にもあることです。

風邪をひいたときや、足を骨折した時など、身体に問題が発生したときだけではなく、家族が病気になったとき、子供が産まれたときなど、健康な状態のままでも体力や精神力といったリソースが少なくなることがあります。

つまり、今までの生活とは違う「何か」が発生してリソースが少なくなることは、誰にでも起こり得ることです。うつ病は、その「何か」が、うつ病というだけのことであり、特別なものではありません。

踊る大捜査線とリソース

映画、踊る大捜査線の主人公、青島刑事は物語りの中で「事件に大きいも、小さいもない」と言いました。小さな事件にも、大きな事件と同じように取り組む姿勢は、映画を見る者の共感を呼びます。

誠実な心や真摯な心を多少なりとも持っている人であれば、事件を仕事と読み替えて、小さな仕事にも大きな仕事と同じように取り組みたいと考えるのではないでしょうか。

しかし、現実は違います。小さな仕事と大きな仕事を同じレベルで扱えるほど、人もお金も時間もないのです。リソースがありません。リソースがないのに、大小かまわず同じレベルで扱っていれば、働く人々が疲弊します。そのうち、破綻します。

松下電器とリソース

松下幸之助さんは、身体が弱かったそうです。つまり、体力というリソースが、健康な人に比べて少なかったのです。

リソースが少ないにもかかわらず、松下電器(現:パナソニック)を創り上げました。

リソースが乏しくても偉業は成し遂げることができます。リソースの大小は、仕事の成果に比例しないのです。

著者とリソース

自分の思いとは裏腹に、うつ病を患いリソースが乏しくなった人でも、偉業を成し遂げることができるのではないでしょうか。

リソースの使い方については、他の多くのビジネス書でも語られていることですが、うつ病により否応なくリソースを削られた著者にとっては、切実な問題だったのではないでしょうか。

本気で悩まれた著者だからこそ、リソースの使い方の大切さを、心の底から語られているように感じます。

私とリソース

「うつとよりそう仕事術」を読むまで、リソースに対する考え方が、とても甘かったです。「睡眠時間削ればなんとかなる」とか「残業すればなんとかなる」、「休み時間も作業すればなんとかなる」など、リソースの使い方ではなく、リソースを無理矢理増やして対応していました。しかし、そんな対応は、いつか破綻します。

実は、いつか破綻するどころか、慢性的な寝不足や、不眠、朝起き上がれないなど、私自身、破綻しかけていました。

完全に破綻する前に、「うつとよりそう仕事術」に出会えたことを感謝します。

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