趣味の文具箱を手にしてまず最初にやるのは、ぱらぱらっとめくること。最初からひとつずつ読み始めると、使っているところを、あれこれ想像してしまい、なかなか読み進められないためです。
今号も、ぱらぱらっとめくっていって、気になった記事を紹介します。
目次
- 今時の文具箱
- 最新万年筆・気になる文具
- 路上文具考現学 表参道編
- 手書き人 寄藤文平さん
- ペン・紙・インクの好相性が知りたい! 幸せの三角関係
- ヴィンテージの誘惑
- 伝統と革新の職人集団[オロビアンコ]物語
- 新店・イベント情報
- 旅は文具を連れて 横浜・ホテルニューグランド
- キングダムノートで選ぶ 大切な人に贈るヴィンテージペン
- えんぴつ道楽 色で見る赤青鉛筆の多彩
- エス・テー・デュポンの品質とデザイン
- 男のシンプル一筆術
- リフィルだより
- 文具箱通信
- 読者の文具箱
- 吉宗の文具の茶室
尾田栄一郎さんデザインのペン
ぱらぱらっとめくっていって最初に目に留まったのは、「エス・テー・デュポン」の「スリーピング・マーメイド・コレクション」でした。「ワンピース」の作者、尾田栄一郎さんがデザインされたそうです。
ラブレスナイフの裸婦のアイコンに美しさを感じているため、そういったデザインが施された仕事でも使えるペンがあると良いなと思っていたこともあり、「スリーピング・マーメイド・コレクション」は目に留まりました。
簡単に手を出せる金額ではありませんが、尾田栄一郎さんのデザインですから、すぐに売り切れてしまうのでしょうね。
俳優や芸術家をモチーフにしたペン
エス・テー・デュポンが「オードリー・ヘプバーン」や「ハンフリー・ボガード」をモチーフにしたペンを出したり、モンブランが「パブロ・ピカソ」をモチーフにしたペンを出しています。どれも見ていてうっとりするようなペンです。
日本にも松田優作や三島由紀夫、岡本太郎などモチーフにしても良さそうな人々がたくさん居ると思いますが、日本で有名人をモチーフにしたペンをつくると、土産物屋の片隅でひっそりと売られているような、安っぽくて雑な造りのペンになりがちです。
日本のメーカーにも、海外のメーカーに負けないような、有名人をモチーフにした、うっとりするペンを造ってほしいです。
横浜クラシックの象徴「ホテルニューグランド」で優雅に綴る
旅と文具の記事は、毎回楽しみにしています。今回は、横浜の「ホテルニューグランド」です。マッカーサー元帥が滞在したことがあるホテルです。滞在した部屋には一般客も宿泊することができるそうです。
また、執務に使ったライティングデスクと椅子もあるそうで、戦後日本の始まりを体感できそうです。