三日坊主には、2つのパターンがあります。
- 面倒でやらなくなってしまう
- 新しく始めたことを忘れてしまう
今回は、それぞれのパターンについて、克服方法を紹介します。
面倒でやらなくなってしまう場合
面倒でやらなくなってしまう場合、「なぜ、面倒なのだろう?」と考えることが必要です。その面倒さえ克服できれば、三日坊主も克服できます。
例えば、「健康のために毎日30分ランニングする」習慣を始めたとします。しかし、30分ランニングするのが面倒でしかたありません。なぜ面倒なのか考えたら、そもそも、ランニングが好きではないことに気づきました。嫌いなことは誰だって面倒に感じます。そこでさらに考えます。「健康のために」ランニングするのであり、ランニングは手段であって目的でない。では、「健康のために他にできることは何だろう?」と考えます。
「他にできること」を見つけるためには、「ランニング」についてもう少し考える必要があります。「なぜ、ランニングが嫌いなのだろう?」ということを考えます。「走ることが嫌いなのか? 走っていても楽しい時はあるのか? 楽しい時があるなら、それはどういうときか? 楽しい時と、ランニングの違いは?」と、あれこれ考えて、嫌いな理由を、ひとつひとつ考えていき、嫌いなことをせずに済む、「健康のために他にできること」を始めます。
つまり、ランニングしない自分の弱さを責めるのではなく、「自分が面倒だと思うのは、ランニングのせいだ」と考えます。ランニングのせいで三日坊主になるのだから、ランニングが悪いのだと考えます。
自分を責める暇があったら、手段に責任を押し付けて、新しい手段を探して成功してしまった方が手っ取り早く結果を得られると思います。
新しく始めたことを忘れてしまう場合
少し疲れていたり、忙しかったりして、新しく始めたことをやらない日が続くと、そのうち、新しく始めたことそのものを忘れてしまうことがあります。
例えば、「健康のために毎日30分ランニングする」習慣を始めたとします。始めて数日後、雨が降りました。そうすると、「せっかくランニング始めたのに・・・」と、天気のせいでランニングの習慣を続けられない不安や焦り、罪悪感が入り交じった気持ちに成ります。翌日、雨があがったものの、仕事が忙しくて帰宅時間が遅くなりました。すると、「仕事だから仕方ないか、、、昨日は、雨だったから仕方ないし、、、」と、不安や焦り、罪悪感が薄れていきます。さらに翌日、「仕事で疲れたし、今日は休養を優先しよう」と、さらに感情が薄れていきます。
そうして、ランニングを続けられないことに対する感情が薄れていくうちに、ランニングすることそのものを、忘れてしまう日が来ます。
ランニングすることを忘れないためには、ランニングをルーチン・タスクにすることが必要です。タスク管理ツールを使って、自分のタスクリストに、定期的にランニングのタスクが表示されるようにします。定期的にランニングのタスクが表示されることで、ランニングすることを忘れることがありません。
それでもランニングすることをやらない日が続くようであれば、そのランニングのタスクは、「面倒なこと」になっているのだと思います。面倒なことへの対処方法は、「面倒でやらなくなってしまう場合」で前述した通りです。
まとめ
三日坊主は、以下の2つの方法で克服できます。
- 面倒でやらなくなってしまう場合→面倒な理由が不要な手段を探す
- 新しく始めたことを忘れてしまう場合→ルーチン・タスクに組み込む
三日坊主になるパターンは、この他にもあるかもしれません。その他のパターンについては、発見次第、対策を考えていこうと思います。