書店にふらりと立ち寄ったところ、「文房具マスターピース」というムックをみかけ、ぱらぱらっとめくったところ、高城剛さんのインタビュー記事があったので購入しました。
目次
- 旬の文房具
- 特集1 ノマドワークSTYLE
- トレンドウォッチ 進化するデジメモノート
- 作家が愛した文房具たち
- モンブラン 文豪シリーズカタログ
- 特集2 大人の万年筆・入門編
- 海外ブランド研究
- トレンドウォッチ 美文字文具の世界
- プロが選んだ 文房具コーディネート術
感想
この数年、私自身、持ち物を減らしたいという思いが強く、最近、1週間単位の泊まりがけの出張も多くあるため、さらに持ち物を減らしたいという思いが強くなりました。そんな中、「持ち物の99%を処分して残った1%の生活必需品(著:高城剛)」を読み、高城剛さんが少し気になる存在でした。
「文房具マスターピース」には、2ページほど高城剛さんへのインタビュー記事が掲載されています。愛用されている道具や、ライフスタイル、アウトプットの出し方、アイディアのまとめかた、自己管理、ノマドワークについて、今後のビジネスについてといった記者さんの質問に答えられています。
インタビューの中で特に腑に落ちたのは、次の言葉です。
自分の人生は自分のだけのものだから関係ないと思いますね。(P.29 高城剛)
どんなことをしようと、賛同してくれる人も居れば、批判する人も居るし、無関心な人も居ます。だから、他人の意見に振り回されることなく、自分の人生を生きれば良いのではないかと思います。
私自身、そう思いながら生きているものの、人に何か言われれば、やはり気になってしまうため、その気持ちを後押ししてくれているようで、心にしみいりました。
さて。その他の記事については、向田邦子、池波正太郎、太宰治など、文豪が愛用した道具や、ノマドワーカー13人の道具が写真掲載されており、過去の知識階級と、現在の知識階級の違いを見ているような面白さがあります。
また、万年筆の紹介にも多数のページを割いており、万年筆好きな人にもおすすめできそうな内容です。
全体的な印象としては、趣味の文具箱に、ノマドワーカーのインタビュー記事を加えたような雰囲気です。
文房具を道具として見ていて、過去の知識階級の道具に興味はあるけれど、そういったもののノスタルジーに縛られず、現代の知識階級が、今まさに使っている道具に興味がある人にオススめしたいムックです。
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