書店の家計簿売り場を見ていたら、書籍『楽しく、貯まる「づんの家計簿」 書きたくなるお金ノート』が目に留まりました。
家計に関する本を読んだことはありましたが、家計簿に関する本を読んだことがなかったので読むことにしました。
づんの家計簿の特徴
づんの家計簿を手にとりぱらぱらっとめくると、数字がびっしり書き込まれたノートの写真が多数あり、これは楽しそうだと思い書籍を購入しました。
づんの家計簿の特徴は以下の通りです。
- A5サイズの方眼ルーズリーフに記入
- 固定費・メモ・貯金額の記入欄を用意する
- 支出を書く欄を用意し、買い物をするたびに書き込む
- 月末の週t系を書く欄を用意する
ほかの家計簿と違うところは、家計簿専用ノートを使用しないところです。A5サイズの方眼ルーズリーフに定規で線を引いた記入欄を用意し、簡単に始めることができます。
ですから、書店等で購入した家計簿専用ノートの記入欄が自分の生活に合っておらず、不要な記入欄や足りない記入欄があるといった悩みが発生しにくくなります。
しかし、最初に書いた通り、数字をびっしりノートに書き込むという特徴があるため、文具を使用してノートに書き込むのが嫌な人にはつらい作業かもしれません。一方、文具の使用を楽しめる人にはとても楽しい家計簿の付け方だと思います。
づんの家計簿は、考え方がGTDと似ている
づんの家計簿を読み進めるうちに、日々の支出をひたすら書き出し、あとから集計するという方法がGTDに似ているような気がしました。似ていると感じた点は以下の通りです。
GTD | 気になることをひたすら書き出す→分類する→処理する |
づんの家計簿 | 日々の支出をひたすら書き出す→分類する→処理する |
違いは、「気になること」を書き出すのと、「日々の支出」を書き出すことです。しかし、「日々の支出」は「気になること」のひとつでもありますので、気になることを書き出し、分類し、処理するというGTDの考え方とよく似ているように思います。
さらに、づんの家計簿ではA5サイズの方眼ルーズリーフを使用することになっていますが、A5サイズの方眼ルーズリーフでなければいけない理由は無いように思いました。著者の経験からのおすすめであることに間違いはないでしょうし、きっと使いやすいのだろうと思いますが、他の道具でも実践できるように見えました。
そういった道具を限定しないという面からも、GTDによく似ているように思いました。
づんの家計簿を参考にA6ノートで始めた家計簿
GTDのように家計簿を運用できるなら、自分が使いやすい道具で始められそうだし続けやすそうだということで、長期出張時の荷物に加えても邪魔にならないA6サイズのノートで家計簿をつけはじめました。
A6サイズのノートで家計簿をつけはじめるにあたって決めたルールは以下の通りです。
ページ | 記入内容 |
---|---|
1ページ | 固定費 |
2ページ | 収入、負債残高(ローン残高) |
3,4ページ | 特別費(※1) |
5ページ以降 | 日々の支出、メモ、累計(※2) |
- ※1 「特別費」は、生活費以外の支出。たとえば趣味の本の購入など。
- ※2 一日の終わりに、日々の支出の累計を書き込む。
累計は、月のはじめからの、固定費以外の支出の累計です。特別費の累計も把握したいため、「累計 [固定費以外の支出の累計]([特別費の累計])」と記載しています。
例えば、「累計 35,512(10,861)」と記載してあったら、支出の累計が「35,512円」で、特別費の累計が「10,861円」です。生活費は「24,651円」になります。
今後について
1ヶ月半ほどA6ノートで家計簿をつけてきて、いくつか困っていることがあります。
- 年間の支出予定を把握したい
- 月ごとの家計簿のまとめを手帳に書き写したい
これらの内容を書き出すこと自体は難しくなさそうですが、どの場所にどんな書式で書き出せば読み返しやすいだろうかといったところで迷っています。
これらの悩みをうまく解決できれば、もっと楽しく家計簿をつけられそうです。