MOLESKINE 星の王子さま 限定版ノートブックは、世界中で読まれている「星の王子さま」のデザインが施されたノートブックです。このノートブック、発売と同時に入手し、長い間引き出しの中にしまっていました。星の王子さまを読んだことがないのに、レビューするのはおかしいよねと思っていたためです。
先日、書店で星の王子さま公式コミックを見つけました。原作は小説なのですが、このコミックは「原作者の遺族がただひとつ認めたフランスコミック」だそうです。多少、原作とは違う部分もあるそうですが、入手して読み終わりました。
上の写真左が罫線、右がプレーンのノートブックです。星の王子さまのペーパークラフトが付いています。MOLESKINEの黒い表紙に白い線で描かれた星の王子さまのイラストは、型押し加工されています。
最初のページや、ポケットにも、星の王子さまのデザインが施されています。MOLESKINEの特徴である「In case of…」には、「In case of loss, return to planet: As a reward, my secret about」と書かれており、「このノートを見つけたらこの星に返してください。お礼として僕の◯◯についての秘密を…」と書かれています。
わかるよ・・・わかんないけど・・・(東のエデン 滝沢朗)
はじめて読んだ星の王子さまは、東のエデンの主人公、滝沢朗が言った「わかるよ・・・わかんないけど・・・」という言葉がそのまま感想になるような物語りでした。心のどこかでは、星の王子さまで語られていることはわかっている気がするけど、頭で考えるとよくわからない。そんな物語りです。
仕事して、家庭をもって、嫌な思いをすることもあるけど、楽しいこともあり、それなりの人生を送っている、いわゆる立派な社会人に読んで欲しい本です。立派な社会人の多くは、生きて行くために社会の規範や常識に沿って自分を騙しながら生きている人達であり、社会に飼いならされた人達でもあります。
星の王子さまは、騙し続けてきた自分自身の心と向き合うことのできる、すてきな一冊です。
MOLESKINEを使うことは、自分の中にある大切なものと向き合うことに似ています。見て、聞いて、感じたことのうち、大切だと思ったことを書いたり貼ったりすることは、それが本当に大切なことか考え直す時間をあたえてくれます。
書いたり貼ったりすることで大切なものと向き合えるMOLESKINEと、読むことで大切なものと向き合える星の王子さまは、ノートと物語りの素晴らしい組み合わせのひとつだと思います。
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