株式会社KCP様から、ブックカバーを頂きました。この、「木からできたブックカバー」という名のブックカバーは、ブックカバーとして、はじめてグッドデザイン賞を受賞された商品だそうです。
カバーのサイズは、「文庫サイズ用」「新書サイズ用」「ハードカバーサイズ用」の3種類、カバーの色は「紅葉( 赤 )」「月光(黄色)」「渋柿(オレンジ)」「銀鼠(グレー)」の4種類があります。
ブックカバーの外観
ブックカバーは、布と紙を張り合わせて作られており、布の素材も木材・パルプを主原料とされているそうです。
裏面には横線が等間隔に引かれています。
ブックカバーの取り付け方
ブックカバーを本に取り付けるには、まず、等間隔に引かれた線を利用して上下の折り目を付け、本の幅に合わせて両端を折ります。
本のサイズに合わせて四方を折ったブックカバーを、本に付けます。
落ち葉の栞
このブックカバーには、落ち葉の形をした栞も付いています。赤には赤の栞、グレーにはグレーの栞です。
電子書籍化全盛時代のブックカバーの意味
ほとんどの本は情報として必要な物であり、紙の本を電子書籍化する機材を手軽に入手できるため、紙の本をそのまま残しておく人が減ってきているのではないでしょうか。海外のIKEAの書棚売り場にも異変があるようです。
紙の本の時代が終った証拠がまだ必要な人は、イケアのちょっと気になる変化を見てほしい。家具メーカーを代表するBILLY書棚が、陳列棚の奥へ奥へとしまい込まれている。本の終り:イケアの書棚売り場に異変 -TechCrunch APAN-
これは海外の記事ですが、遠からず日本でも同じ現象が起きるでしょう(すでに起きているかもしれません)。しかし、人生に影響を与えてくれた本は、紙の本として本棚の見える場所に置いておきたいものです。目に見える場所に置くことで、日々、自分の生きる方向を見誤らずに居られるような気がします。
また、ほぼ日手帳を断裁して電子書籍化するのは、難しい人も多いはずです。1年間愛用してきた大切な手帳というだけでなく、ほぼ日手帳を愛用している人の中には、映画のチケットや雑誌の切り抜きなどを貼付けている人も多く居るため、断裁してScanSnapで電子書籍化できない心理的・物理的事情があります。
そういった、人生にとって大切な本や手帳を本棚に並べるときに、「木からできたブックカバー」を付けることで、繰り返し読み返す本や手帳を保護しながら、インテリアとして美しく飾っておくこともできます。
本を保護するだけでなく、インテリアとして美しく飾るためには、木からできたブックカバーのようなシンプルなカバーが私は好きです。シンプルでありながら、表面が布素材で繊維が編まれているため、光の当たり具合で陰影が変わり、豊かな表情を見せてくれます。
本棚に並べる本や手帳を、すべてこのブックカバーで覆いつくすことで、整然とした落ち着く空間が出来上がりそうです。