NFTとは
NFTとは、「偽造不可能な鑑定書」と「所有証明書」が付いたデジタルデータのことです。
NFTの資産価値
デジタルデータに限らず、本物であることと所有者を証明することができるものには資産価値があります。
例えば、ブランド品のバッグを例にすると以下の通りです。
- ブランド品の本物のバッグは高価
- ブランド品の偽物のバッグは安価または値が付かない
- バッグを他者に売り、所有者を変更することができる
そのため、本物であることを証明できる「偽造不可能な鑑定書」と、所有者を証明できる「所有証明書」を持つNFTには、資産価値があります。
NFTの特徴
NFTには以下の特徴があります。
- 唯一性
- 相互運用性
- 取引可能性
- プログラマビリティ
以降、それぞれについて説明します。
唯一性
唯一性とは、唯一無二の本物のデータであることを証明できるということです。
NFTには「偽造不可能な鑑定書」がデータに付加されているため、本物のデータであることを証明できます。
相互運用性
共通規格で発行・流通するNFTは、複数のウォレット(※1)やマーケットプレイス(※2)で取引可能です。
- ※1 ウォレットとは、所有しているNFTデータを管理しておくためのもの
- ※2 マーケットプレイスとは、NFTデータを売買できる場所
取引可能性
取引可能性とは、NFTを取引できるということです。
NFTの「所有証明書」を利用することで、所有者を変更する取引を可能にします。
プログラマビリティ
プログラマビリティとは、取引数量の制限や流通時の手数料などの機能を、NFTに付与することができます。
たとえば、Aさんが所有しているイラストデータを、Bさんに売り渡す場合に、収益の一部をイラストを描いた作者に還元するように機能を追加することができます。