日経ビジネスAssocie 2012年3月号は、「仕事に効く!文具術」特集。「各種業界のプロフェッショナル」「読者」「文具業界の著名人」「デジタルツール」といった構成で、インタビュー記事や使いこなし記事などが掲載されています。私がとくに気になったのは、篠原恒木さんと、管未里さんの記事です。以下の目次あとで詳しく紹介します。
目次
- プロフェッショナル「文具の流儀」
- 読者が大公開!「とっておき活用ワザ」
- ”6賢人"直伝!使いこなしの極意
- なるほど便利!文具的デジタルツール
- 特別付録 アソシエ特製!手帳用テンプレート
好きな理由を考える - 篠原恒木さん
僕は『好き』とか『面白い』と感じたものに対して『なぜそう思ったのか』と考えるようにしているんです。(光文社「JJ」編集長 篠原恒木さん P.16)
美しいものを創り出し、それを商品にするファッション業界。そんなファッション業界の中で、美しいものとそうでないものを、どうやって選り分けているのか、私はずっと疑問を感じていました。その秘密が、篠原恒木さんが言われている「なぜそう思ったのか考える」ということの繰り返しなのなのだと思ったら、疑問が晴れ、気分が楽になりました。
「先天的なセンス」などと言われてしまうと、センスを磨きようがありません。しかし、「好きなもの、面白いものについて、なぜそう思ったのか考える」ことでセンスを磨くことができるのなら、私でも、多少のセンスは身につけることができます。そう思ったら、気分が楽になりました。
さて、その篠原恒木さんは、三菱の4B鉛筆で、雑誌の表紙をデザインされているそうです。日経ビジネスAssocieの誌面には、4B鉛筆を使ったスケッチから記事のタイトル書き入れまでの流れが、5枚の写真とともに掲載されています。スケッチの過程は、ものが出来上がって行く過程であり、その様子は見ていると楽しいので、絵を描くのが好きなかたならとくに楽しい記事だと思います。
付箋とMOLESKINEを使った本の読み方 - 管未里さん
本を読むのはとても楽しいことでありながら、苦しみでもあります。本に書かれていることを、もっと吸収したいと思えば思うほど、苦しみが増していきます。その苦しみを少しでも軽くして楽しさを倍増させるために、本の読み方を工夫し続けています。
さて。「日経ビジネス Associe 2012年3月号 付箋に囲まれてモチベーションアップ(管未里さん) P.28」には、読んだ本に付箋を貼り、Moleskineに書き写すまでの一連の流れが紹介されています。
管未里さんは、本の気になる箇所に付箋を貼っておき、帰宅後、ノートにまとめるそうです。さらに、その内容をイメージできる写真や雑誌の切り抜きを貼ることもあるそうです。そうすることで、イメージの効果で記憶力も高まるそうです。
写真や雑誌の切り抜きがあると、あとで読み返していて楽しいですし、これは、ぜひ私もやりたいと思いました。Moleskineは、毎日のように持ち歩くものですから、こうした工夫で楽しいノートに仕上げて行きたいです。
そして・・・
図を描くのに便利なテンプレート定規が、特別付録になっています。テンプレート定規には、12cmの物差しも付いているので、手帳とセットで持ち歩くと便利かもしれません。
今回の特集記事も楽しく読ませて頂きました。とくに、今回紹介した2つの記事は、今後、物事の考え方や、ノートの使い方に変化を与えてくれそうです。その他にも多数の記事がありますので、読む人それぞれ、特に気に入る記事が見つかると思います。
日経ビジネスAssocie 2012年3月号→Amazon.co.jp