いままで、書籍やWebサイトを通して色々なかたの手帳の使い方を見てきました。 その経験から、手帳の使い方には3つのタイプがあると思うようになりました。
- 道具として使う
- オモチャとして楽しむ
- コレクションする
これらのタイプは、一人が複数に属していることもあれば、ひとつだけの場合もあります。それぞれのタイプの詳細は以下のとおりです。
1. 道具として使う
プライベートや仕事などで何らかの行動が必要な場合に、それをうまく消化するための使い方です。具体的には以下のような使い方です。
- 予定を書き込み予定を消化する
- ToDoを書き込みToDoを消化する
- 予定やToDoを消化するために必要なメモを書き込む
行動に必要なことを主に書き込むため、書き込む量は少なくなる傾向があります。
2. ホビーとして楽しむ
書き込んだことに対して何か行動するわけではなく、手帳を使うことそのものを楽しむ使い方です。具体的には以下のような使い方です。
- 手帳を装飾して楽しむ
- イラストを描き込んで楽しむ
- 手帳に写真を貼ってアルバムのように楽しむ
手帳を使うこと自体を楽しみながら創意工夫して飾り付けるため、華やかで見栄えの良い手帳になる傾向があります。
3. コレクションする
道具として使うわけでも、ホビーとして楽しむわけでもなく、ただひたすら書き込む使い方です。具体的には以下のような使い方です。
- あらゆることを書き込む
- 書き込んだことが具体的に役立つわけではない
- 緻密に書き込んでいる
書き込まれた情報の量に安心や喜びを感じるため、書き込まれた情報の緻密さや量に圧倒されるような手帳になる傾向があります。
手帳を使いこなしているとは?
3つのタイプのうち「2. ホビーとして楽しむ」や「3.コレクションする」については、見た目の派手さや書き込まれた量の多さから、手帳の変化がわかりやすく、書籍や雑誌で大きく取り上げられることが多いようです。
また、手帳の変化がわかりやすく書籍や雑誌でも取り上げられやすいためか、そういった使い方をしている人に対して「手帳を使いこなしている人」と判断されるかたが多いように思います。
そのため、手帳を道具として使われている人が「私は手帳を使いこなしていない」と感じているケースがあるようです。しかし、手帳は本来道具ですので、うまく使えるようになるほど書き込む量が減っていくこともあると思います。
ですから、書き込んだ内容を他人と比べて使いこなしていないと思ってしまうのは、つまらないことではないでしょうか。
それでも使いこなしていないと感じるなら、自分がどのタイプに属していて、どんな使い方をしたいと思っているのか考えてみると、気持ちが楽になるかもしれません。