質の悪いマウスを使ってPC操作していませんか?そういったマウスを使い続けていると、肩やこりや首の痛みの原因になると私は思います。医師監修の「ヘルスケア大学」にもそのような記事がありました。
マウスやキーボードの位置や大きさも肩こりに影響することがあります。パソコン作業にやりづらさを感じている方は、マウスを替えてみたり、キーボードの位置を変えてみるとよいでしょう。 (長時間のパソコンが肩こりを招く理由と対策 | ヘルスケア大学)
私自身は20年以上IT技術者をやっており、一般のかたより遥かに長い時間PC操作をしていると思います。そんな中で、Windows用のマウスは、このマウスじゃなければ使いたくないというものができました。それが今回紹介するLogicool m325tです。
シンプルで落ち着いたデザイン
マウスを手のひらと指で包み込むように持った瞬間、ぴったりフィットする形状と、ボタンが少ないシンプルな外観が魅力的です。
マウスに多機能性をもとめるあまり、ボタンがたくさんついているマウスもありますが、私には少ないボタンで十分です。
「左ボタン」「右ボタン」「マウスホイール」・・・それだけあれば十分です。ソフトウェア開発をする際には、プログラミングするだけでなく、メールのやり取りや開発資料の作成、資料用の画像編集など様々なことをしますが、ボタンがたくさん必要になることはありません。
快適なマウスホイール
このマウスのマウスホイールには特徴があります。それは、人差し指や中指の側面でマウスホイールを左右に倒すと、ブラウザの「戻る」「進む」の操作を実行できることです。
調べ物をしていると、「Googleで検索」→「検索結果を開く」→「マウスホイールを回転させて下に読み進める」→「欲しい情報ではなかった場合、Googleの検索結果に戻る」といった操作を何度もすることがあります。
このとき、「Googleの検索結果に戻る」操作をマウスホイール左右に倒すだけで実行できるため、指をほとんど動かすことなく、楽に調べ物を進めることができます。
マウスホイールで「戻る」「進む」ができないマウスの場合、「Googleの検索結果に戻る」ために、ブラウザの「戻る」ボタンまでマウスポインタを動かさなければならず、マウスを大きく動かす必要があります。
この便利さを一度知ってしまうと、他のマウスには戻れません。
重さと電池
一般的にマウスの部品のほとんどは軽いプラスチックですので、マウスの重さは電池の重さに大きく左右されます。Logicool m325tは、単三電池1本だけで動作しますので、手に負担がかかりにくい重さになっています。
単三電池1本だけの場合に気になるのは、電池がすぐに切れてしまうのではないかということです。Logicool m325tの前モデルから2年以上、仕事で一日中使用していますが、忘れたころに電池切れになるというくらい長く電池が持ちます。メーカーの情報によると18ヵ月持つということですので、十分すぎるほど電池が長持ちします。
また、不意に電池が切れてしまっても、単三電池はコンビニにも売っていますので、すぐに用意することができます。
Bluetoothではない
最近はBluetoothのマウスが主流になりつつありますが、マウスの電源をONにしてからも、Bluetooth接続が完了するまでしばらく動作しないことにストレスを感じます。
しかし、Logicool m325tは、USBポートに無線接続用の端子を挿し込んで使います。PC側からは有線のマウスのように見えており、端子とマウスの間が無線という状態ですので、マウスの電源をONにした瞬間からマウス操作が可能になります。
手帳にあわせるペン同様、マウスにも気を使う
手帳に合わせるペンには気を使っているけれど、PCにあわせるマウスには気を使っていない。そういったかたも多いのではないでしょうか。
しかし、昭和の時代、いまほどPCが普及する前の小説家が、文章を書きすぎて手を傷めないように万年筆を選び抜いて使っていたのと同様、PCに合わせるマウスも選び抜いて使う必要があると思います。
質の悪いマウスは、首の痛みや肩こりといった実害を引き寄せてしまいますので、手に馴染むものを探すことをお勧めします。