EPSとは
EPS(Earnings Per Share)とは、1株当たりの当期純利益です。
EPS = 当期純利益 ÷ 発行済み株式総数
EPSは高い方が良い
1株当たりの当期純利益が高いということは、株式により集めた資金をうまく使い、多くの利益を出したということになります。
つまり、収益性の高い事業を行っていることになりますので、EPSは高い方が良いということになります。
EPSは増加傾向にあるのが良い
EPSが上昇し続けている場合、収益性が上がり続けているということになります。
投資する場合、株価上昇や配当金アップを期待するわけですから、増加傾向にあるのが良いと思います。
ただし、将来に向けて設備投資するなどしてEPSが減少することもあるため、EPSがなぜ増減しているか確認することが大切だと思います。
EPSが増加するのはこんなとき
EPSの増加は、以下のような場合に発生します。
- 当期純利益の増加
- 発行済み株式数の減少
当期純利益の増加には以下のようなパターンがあります。
- 経営状況が良くなった場合
- 負債返済がなくなった場合
発行済み株式数の減少には以下のようなパターンがあります。
- 自社株買い
- 株式併合
EPSが減少するのはこんなとき
EPSの減少は、以下のような場合に発生します。
- 経営状況が悪くなった時
- 株式分割
- 新規上場
- 転換社債の発行
- ストックオプションの支給