ROEとは
ROEとは、株主から集めたお金をうまく事業に回せているか示す指標。
ROEの目安
10%を目安にすることが多いようです。
ただし、この数値は日本企業の場合です。経済産業省の2019年11月の資料で「日本の上場企業のROEは、上昇傾向にあるが、欧米の上場企業との格差は残る。」と論じられています。同資料に記載されていたROEの平均値は以下の通りです。
- 日本:9.4%
- 米国:18.4%
- 欧州:11.9%
ROEは高い方が良いものの、注意が必要
ROEは基本的には高い方が良いとされていますが、注意が必要です。以下のようなケースが考えられます。
- 株主から集めたお金のほかに借金をした場合、ROEの数値が上がることがある
- 創業年数が長く、株主資本が多い場合、ROEの数値が上がりにくい
- 災害などで当期純利益が少なくなった場合、ROEの数値が下がる
ROEの計算式
ROEは、以下の2つの計算式のいずれかで求めることができます。
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
または
ROE(%) = EPS(一株あたり利益) ÷ BPS(一株当たり純資産) × 100
ROEの正式名称
Return On Equity (自己資本利益率)
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