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「電子書籍の衝撃(著:佐々木俊尚)」は、出版関係者だけでなく、IT技術者も絶対に読んでおくべき1冊。
電子書籍の衝撃を通して、「記号消費とマスメディアの崩壊」「出版物流通制度によるマス向け書籍の氾濫」「コンテンツからコンテキストへの変化」などを押さえ、紙の出版物に記された情報の流通が、電子書籍によってどのように変化し、社会や文化にどのような影響を与えるのか考え、自分なりの考えを持つ必要がある。
紙の本の電子書籍化は、15世紀から続いた活版印刷による「情報流通の仕組み」が、IT技術によって大変革をもたらすものと言える。IT技術者とは、情報処理技術者であり、情報を処理する技術を扱うのが仕事。つまり、「情報流通の仕組み」がガラリと変わることは、IT技術者にとっても他人事ではない。
社会や文化への影響について、自分なりの考えを持ち、一本芯を通しておかなければ、もうすぐ訪れる電子書籍の大波に簡単に飲み込まれ自分を見失ってしまうのではないだろうか。
電子書籍の衝撃は、紙の書籍の他に、iPhoneでも読むことができる。私はiPhoneで、隙間時間に少しずつ読み進めた。本を読むにはiPhoneの画面は小さすぎると思われるかたも居ると思うが、意外なほどすぐに慣れる。図が多い書籍では難しいかもしれないが、電子書籍の衝撃は、ほとんど文字で解説されているので、iPhoneでも読みやすかった。
iPhoneで読むには、D21 Book Viewerを利用する必要がある。
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