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アスペルガー症候群という特徴。

投稿日:2010/04/22 更新日:

クローズアップ現代のスクリーンショット

NHK クローズアップ現代 アスペルガー症候群

昨夜(2010.04.21)放送のクローズアップ現代の中で、アスペルガー症候群がとりあげられていました。

アスペルガー症候群とは、他人の感情を感じることが苦手な特徴があり、特定の物事へのこだわりが強い特徴もあるそうです。

他人の感情を感じることが苦手であるため、職場でのコミュニケーションが成立せず、退職に追い込まれるケースもあるようです。

その一方で、特定の物事へのこだわりが強い特徴により、その物事については驚異的な能力を発揮することもあるそうです。

さて、普段はこういった難しい問題については、ブログではあまり書いていなかったのですが、@rashita2さんのブログでも取り上げられていたのを読み、私も書かずに居られなくなりました。

私が、思ったのは「これが、オフィスのあるべき姿なんだろうな」という事。今の日本企業は、だいたい何でも普通にこなせる人ばかりを寄せ集めて「オフィス」を作り上げている。それはだいたいなんでもできるかわりに、特筆すべき事はあまりない、ということにもなる。昨日のクロ現の感想など。 – R-style 待合室

@rashita2さんの感想を読んで、あることが頭をよぎりました。それは、爆笑問題のニッポンの教養に、全盲ろうの、福島智さんが出演されていたときの言葉です。

そもそも障害とは、近代になって生み出された概念だと、福島は主張する。産業革命のころ、社会は大量生産を可能にする均質な労働力を求めた。それは一定程度の労働に耐えうる身体条件を備えた均質な労働者を必要とする社会でもあった。そこからこぼれ落ちる生産能力の低い人間を “障害者”とひとくくりにしたのだと福島は言う。爆笑問題のニッポンの教養 FILE074 福島智

「障害とは概念である」という言葉に衝撃を受けました。この言葉はつまり、「社会にとって都合の良い特徴を才能と呼び、都合の悪い特徴を障害と名付けた。」ということです。

その言葉を裏付けるかのように、アスペルガー症候群と診断される人は近年増えているそうです。その理由は、数十年前の日本では、コミュニケーションが重要ではない仕事も多くあったものの、現代の日本では、コミュニケーションが重要な仕事ばかりになっているからだそうです。つまり、現代社会で都合の悪い特徴を、障害として排除しようとする動きがあるわけです。

そこで、@rashita2さんの「オフィスのあるべき姿」という言葉が再び思い浮かびました。

確かに、アスペルガー症候群の人たちと、そうでない人たちが、善く利用し合うことは良いことだと思います。しかし、社会にとって都合の悪い特徴を障害と名付けてしまっている以上、あるべき姿を達成するには、どこかにムリが生じるように感じました。

そのうえ、出る杭を打ち、他人の欠点を攻撃して優越感に浸る人々が多い世の中では、あるべき姿になるのはとても難しいことのように思いました。

う〜ん・・・それにしても、このままじゃ、つまらないですね。少なくとも私は、つまらない。考えを述べておいて言うのもなんですが、この考えのまま考え続けると、もやもやしたものしか残らない。

でも、その、もやもやしたものを上手に解決する方法を見つけられれば、喜ぶ人たくさん居るはずだし、ビジネスにすることだってできると思います。だから、この、もやもやが気になって、気になって、仕方なくて、夜も眠れなくて、憤りを感じている人がいたら、ぜひ解決してください!

最後に、私が好きなおとぎ話し、R.H.リブズの動物学校の話しを紹介します。

昔々、動物たちは、新しい世界の様々な社会問題を解決するために、何かしなければならないと考えて、学校を設立することにした。科目はかけっこ、木登り、水泳、飛行であった。学校を円滑に運営するために、すべての動物にこれら四科目の履修が義務づけられた。
アヒルは水泳の成績は優秀だった。先生よりもうまかった。飛行もいい成績だったが、かけっこは苦手だった。それを補うために、放課後居残りをさせられ、そのうえ水泳の授業時間まで削って、かけっこの練習をさせられた。やがて、足の水かきが擦り減り、水泳も平凡な成績に落ちた。しかし、学校は平均的な成績でいいとされていたので、アヒル本人以外は、誰もこのことを気にかけなかった。
ウサギは、かけっこにかけては最初から優等生だったが、水泳が苦手で居残り授業ばかりさせられているうちに、神経衰弱を起こしてしまった。
リスは木登り上手だったが、飛行の授業では、木の上からではなく、どうしても地上から飛べと先生に強制され、ストレスがたまる一方だった。疲労困憊の末、肉離れを起こし、やがて木登りもC、かけっこもDにまで落ちた。
ワシは問題児で、厳しく更生する必要があった。木登りの授業では、いつも一番早く木の上に到着したが、先生の指示する方法にはどうしても従おうとしなかった。
結局、学年末には、泳ぎが得意でかけっこもまあまあ、木登りも飛行もそこそこという少々風変わりなウナギが、一番高い平均点を獲得して卒業生総代に選ばれた。
学校側が穴掘りを授業に取り入れてくれなかったことを理由に、モグラたちは登校を拒否し、その親たちは税金を納めることに反対した。そして子供を穴グマのところに修行に出すと、後はタヌキたちと一緒に私立学校を設立し成功を収めた
R・H・リブズの『動物学校』

このお話しは、7つの習慣の中で紹介されていたお話しです。

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  4. なななこ より:

    クローズアップ現代見ました。
    アスペルガー症候群について、小学校教員である母から、興味深い話を聞きました。
    母の勤めている小学校には、3年生でアスペルガー症候群の子がいるそうです。
    ある日、廊下を10往復雑巾がけすることになりました。
    往復するたび、大抵の子は、「1往復、2往復」と数えますが、その子は違ったそうです。
    その子は、「残り9往復、残り8.5往復」というように数えていました。
    小数もまだ習い始めたばかりの、小学3年生のことだったので、母はとても驚いたそうです。
    こんな子を、人間関係でつぶしてしまってはいけませんね(ノД`)
    長文失礼しました(´・ω・)ノ

  5. 吉澤 尚志 より:

    ▽なななこさんへ
    コメントありがとうございます。
    数学世界の能力だけでなく、現実世界と数学世界の壁を、簡単に越えられる子だったようですね。
    確かに、そういう子供や大人が人間関係でつぶされてしまうと、平均点ばかりの、つまらないモノしかできない社会になりそうな気がします。
    コミュニケーションは大切だけど、コミュニケーションを前提とした世の中は、少し窮屈な気もします。
    今は、どうすれば良いかわからないけれど、良い方向に社会が動いていくといいですね〜。

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