紙の本は荷物になるため、あまり買わなくなりました。基本的に電子書籍のみ購入しています。電子書籍で販売されていないものは、購入対象からはずれることが多くなりました。
そんな中でも、どうしても欲しいと思ったのが「わたしのウチには、なんにもない。」です。
グラフィックデザインとイラストの仕事をされている「ゆるりまい」さんの、コミックエッセイです。ゆるりまいさんの、「なんにもないぶろぐ」というブログがコミックエッセイになったものです。
私の家も物が少ない方なので、いまさら物を減らす本を読まなくてもと言われそうですが、なんにもないぶろぐで紹介されている著者の家は、私のところなんて比べ物にならないほど、本当に、なんにもないです。
その物のなさに圧巻され、なんにもないぶろぐを読み始めたところ、コミックエッセイを出版されているということを知り、どうしても読みたくなり、「わたしのウチには、なんにもない。」を購入しました。
自己啓発書とは少し違います。具体的なノウハウを知りたい人には物足りないかもしれません。
コミックエッセイですので、著者の経験が漫画で描かれています。「私は、こうしたかった。やってみたら、意外とできた。楽しかった。でも、家族にしかられたこともあった。」「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」(・・・いや、それは魔女の宅急便か。)といった具合に、著者の経験が優しいタッチのイラストで描かれています。
このコミックエッセイは、ある程度、ものを減らすことができている人たちが、いろいろ言われたり、これからどうしようかと迷ったときに読むと、元気になる本だと思います。
そんなわけで、気持ちが落ち込んだときに読みたくなる本が一冊増えました。
そして、私の家からは、さらに物がなくなると思います。
わたしのウチには、なんにもない。→Amazon.co.jp