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Evernoteの教科書「EVERNOTE情報整理術 (著:北真也)」

EVERNOTE情報整理術の写真

Evernoteとは、あらゆる情報をまとめて管理できるツールです。管理対象の情報は、テキスト、画像、音声など、様々な情報を管理することができます。2010年頃からEvernoteの名前をよく見かけるようになり、SONY VAIOにもEvernoteのクライアントがプリインストールされたということで話題にもなりました。

それほど話題のEvernoteでしたので、当時、私も少し触ってみたのですが、うまい利用方法がみつからず、ずっと放置していました。

しかし、Twitterをきっかけにコミュニケーションをとるようになった、北真也(Twitter/Blog)さんが「EVERNOTE情報整理術」という本を出されたということで、あらためて、Evernoteとちゃんと向き合ってみることにしました。

EVERNOTE情報整理術の概要

「EVERNOTE情報整理術」は、情報の「収集・整理・活用」をするための、Evernoteの使い方を解説した書籍です。「GTD」と、Evernoteの機能である「ノートブック」「タグ」が柱になっています。

目次

  • はじめに
  • Chapter01 Evernote情報整理のススメ
  • Chapter02 全方位からEvernoteに情報を収集しよう
  • Chapter03 Evernoteを駆使して縦横無尽に情報を整理しよう
  • Chapter04 Evernoteに集めた情報を活用してビジネスを加速させよう
  • Chapter05 自分なりのEvernote情報整理術を作り出そう
  • Chapter06 Evernote達人インタビュー

EVERNOTE情報整理術の構成

「EVERNOTE情報整理術」の各Chapterは、以下のような構成になっています。Evernoteの概要説明から応用的な使い方まで解説されていますので、Evernoteを始めて使う人の教科書として使えるような内容になっています。

  • Chapter01 概要説明
  • Chapter02 情報収集
  • Chapter03 情報整理
  • Chapter04 情報活用
  • Chapter05 情報整理応用
  • Chapter06 利用者へのインタビュー

EVERNOTE情報整理術の各構成の特徴

「EVERNOTE情報整理術」を手にしたら、一通り目を通しておいた方が良い、Chapter01〜Chapter04までの特徴を紹介します。Chapter05やChapter06は、情報整理の応用と、利用者へのインタビューで構成されていますので、Evernoteを本格的に使い始めてから読む事で、さらに理解が深まる内容になっています。

Chapter01 概要説明

Evernoteの特徴と、「EVERNOTE情報整理術」の説明の流れが解説されています。そのため、Evernoteを知っていても、Chapter01から読むことをお勧めします。

Chapter02 情報収集

Evernoteに情報を集めるための方法が、解説されています。PCからEvernoteへ入力する基本的なものから、携帯電話や、iPhone、Androidなどのスマートフォンから入力する方法などが解説されています。

入力するデバイスは、PC/携帯電話/スマートフォンなどすぐに思い浮かぶものばかりです。しかし、便利なアプリケーションやWebサービス、SMSを使った方法など、入力する方法の解説が豊富にあり、「そんな入力方法もあったのか!」とか「その入力方法は使いやすそう!」と思ったものが、多数ありました。

Chapter03 情報整理

集めた情報を整理する方法が、解説されています。「GTD」「ノートブック」「タグ」を柱とした整理方法です。GTDを実践している人には、まったく違和感なく、すぐにでも使い始めたくなる方法だと思います。関連する目次のタイトルの一部を、以下にリストアップしました。

  • インプット情報はGTDで効率よく捌く
  • Evernoteの情報整理をGTDのフェーズで定義する
  • [ノートブックの分け方1]ペルソナごとに分類する
  • [ノートブックの分け方2]情報の段階ごとに分類する
  • [タグの分け方1]5W1Hでタグ付けする
  • [タグの分け方2]感情をタグ付けする
  • [タグの分け方3]プロジェクト単位でタグ付けする

これらのタイトルを見ただけでも、GTDを実践している人なら、わくわくしませんか?

Chapter04 情報活用

収集、整理した情報を活用する方法が、解説されています。Evernoteを利用した読書方法や、カラーバス効果、7つの習慣との組み合わせなどを使い、収集、整理した情報を活用する方法が、解説されています。

多くの人が、情報を収集、整理までできても、活用できていないのではないでしょうか。私も、集めた情報にどのように接すればよいのかわかりませんでした。しかし、「EVERNOTE情報整理術」の情報の活用方法を知った事で、集めた情報との接し方に、大きな変化がありました。

まとめ

「もっと早くEvernoteを使っていれば良かった!」というのが、「EVERNOTE情報整理術」を読み、Evernoteとちゃんと接するようになってからの感想です。

「EVERNOTE情報整理術」は、「Evernoteは良いツールらしいけど、具体的に、どのように使えば良いのかわからない」という状態から、「Evernoteを、こう使ったら確かに良いよね。ぜひこれから活用したい!」というように、Evernoteに対する考えがガラリと変わる内容です。

Evernoteとの接し方で悩んでいる人に、とくにお勧めしたい一冊です。

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